【2024年末時点】年代別NISA口座利用状況のポイント解説

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2025年6月17日、2024年12月時点のNISAの利用状況について、金融庁より確報値が公表されました。

金融庁NISA ホームページ→https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/survey

2024年12月末のNISA口座総数は約2,558万件となり、投資への関心が高まっていることがわかります。

本記事では、世代別の傾向や増加ポイントをわかりやすくまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください!

目次
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NISA制度の改定と背景

NISA(少額投資非課税制度)は、投資信託や株式の配当・売却益を非課税にする仕組みで、2014年にスタートしました。

制度改定でより使いやすくなったポイントは次のとおりです。

  • 一般NISAの年間投資枠:120万円 → 240万円にアップ
  • つみたてNISAの非課税期間:最長5年 → 20年に延長

このおかげで、短期投資も長期積立もどちらも楽しみやすくなりました。投資初心者さんにも心強いですね!

成長投資枠とつみたて投資額の買付状況

2024年12月末時点で、一般NISAの成長投資枠における買付総額は約43兆円、つみたてNISAによる積立買付額は約9.5兆円となっています。

※2014年から2023年の旧制度利用枠と2024年の現行制度利用枠で買付けがあった金額の合計。

証券会社の利用率

  • ネット証券(約60%)
    楽天証券・SBI証券・松井証券などが大人気。手数料が安く、アプリでカンタン取引、ポイント還元もあるので便利ですよね。
  • 銀行系金融機関(約30%)
    対面サポートがしっかりしているので、高齢の方や始めたての方に安心感があります。

年代別利用率の全体像

それでは、各世代の利用率を見てみましょう。

世代利用率
10代0.47%
20代11.53%
30代17.53%
40代19.24%
50代19.35%
60代14.74%
70代11.10%
80代以上6.04%

年代別増加率(前回調査比)

直近の伸び率はこちら!特にシニア層の増加が目立ちます。

年代増加率
80代以上+3.01%
50代+2.92%
20代+2.49%
30代+2.16%
60代+2.16%
40代+1.99%
70代-0.66%
10代-7.10%

シニア向けサービスの充実が、80代以上の伸びを後押ししているようです。10代の減少は手続きのハードルが影響しているのかもしれませんね。

地域別・性別の動向

都市部(東京・大阪・名古屋)は利用率が高く、地方との差はネット証券の普及度や金融教育の違いによるようです。

また、男性が多い中、20~40代の女性利用者が増えていて、女性向けセミナーも盛り上がっています。

今後の注目ポイント

  • 若年層向け金融教育プログラムの充実:学校やSNSでの情報発信をもっと活発に!
  • ネット証券アプリのUX/UI改善とAIチャット相談機能:迷ったときにすぐ質問できる安心感を。
  • シニア層向け相続・贈与連動サービスの強化:家族みんなで安心して準備を進められるように。
  • 女性向け投資コミュニティ支援:仲間と情報交換しながら楽しく投資!

まとめ

  • NISA口座数は約2,558万件(前期比+1.99%)でまだまだ増加中
  • 50代の利用率は19.35%でトップ、80代以上は6.04%とまだ少なめ
  • 80代以上の増加率は+3.01%で最速の伸びを記録

皆さんも世代やライフステージに合わせて、ぜひNISAを上手に活用してみてくださいね!

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