
米国株投資をはじめようと思っているんだけど、日本株と何が違うんだろう?



そんな初心者の方におすすめなのが 米国株投資 です。
米国株は、世界経済をリードしている企業に投資できるだけでなく、長期的に安定して成長してきた実績があります。
しかも、最近ではスマホから少額で買えるようになり、パソコンを持っていない方でも始めやすいです。
今回は、初心者でもわかるように「米国株の魅力」を8選解説します。
本記事の内容
- 米国株の魅力を解説
- 30年で株価が約12倍になった理由
- 米国株が選ばれ続ける理由
本記事の信頼性


- 兼業投資家
(主に米国株を取引) - 投資歴5年
( 2020年から開始) - 2023年7月アッパーマス層到達
(2025年現在、約4500万を運用中) - 経済的自由(FIRE)を目指して、投資を勉強中!
魅力”①” 30年間で株価が約12倍!安定した株価成長
この30年間、日本の株価(日経平均)はおよそ2倍になりましたが、
一方で、アメリカを代表する株価指数 S&P500 は、なんと約12倍に成長しています。


引用元:SBI証券
たとえば30年前に「100万円」をS&P500に投資していたら、今では「1,200万円」くらいになっている計算です。
銀行に預けていただけでは、とても得られない成果ですよね。
30年間で「リーマンショック」「コロナショック」などの金融危機は何度もありましたが、そのたびに株価は数年で持ち直し、その後は史上最高値を更新し続けてきてます!
「これからも必ず上がる」と断言はできませんが、長期的に見て上昇してきた実績があるからこそ、米国株は世界中の投資家から注目されています。
魅力”②” 世界経済をけん引する圧倒的存在感
アメリカの株式市場は、世界全体の時価総額の約66%分を占めています。つまり「世界の株式市場の中心はアメリカ」です。


引用元:野村アセットマネジメント
さらに時価総額ランキングで世界トップ10の企業のうち 、9社が米国企業になります。


引用元:STARTUP JOURNAL
トップ50社で 見ても約60%が米国企業ですが、これらの企業はアメリカ国内だけでなく、世界中でビジネスを展開しています。
国境を超えて世界中で利益を生み出しています。



1989年の世界時価総額ランキングではNTTがトップでした。また50社のうち32社が日本企業の時代もありました!
米国株に投資するということは、世界で活躍するグローバル企業に投資すること。つまり「世界経済の成長に丸ごと乗っかる」イメージになります。



米国株には、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、グーグル(GOOG)、コカ・コーラ(KO)など、皆さんの生活の中で身近になっている会社がたくさんあります。
魅力”③” 人口が増え続ける国だからこそ期待できる成長力
投資の基本は「これから成長する国や企業にお金を預ける」ことです。
その点でアメリカは大きな強みを持っています。
主要先進国である G7(アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本)の国のうち、今後も人口増加が続くとみられているのはアメリカだけです!


引用元:Wedge ONLINE
多くの先進国では少子高齢化が進み、人口が減少しています。
一方でアメリカは今後も人口が増え続け、2050年には約3億8,000万人になると言われております。(2024年時点、約3億4500万人)
なお、日本の人口は、2025年時点で約1億2,300万人ですが、2050年には約1億500万人(約15%減)になると言われております。
また、アメリカは特に「生産年齢人口(15〜64歳の働く世代)」が多く、国全体の経済を支える力が強いのが特徴です。


日本のように高齢者が増えすぎて若い人の負担が大きくなる状況とは対照的で、将来にわたって経済の活力が維持されやすいと考えられます。
先進国の中で最も未来を感じられるのは、今後も人口が増えて生産年齢人口が多いアメリカになります。
魅力”④” 世界一の消費大国が企業業績を押し上げる
アメリカは「消費の国」と呼ばれるほど、個人消費の規模が圧倒的です。
家計の消費額は世界一で、中国の1.5倍、日本の約6.5倍以上になります。


引用元:日本貿易振興機構(JETRO)
アフリカのように人口が増えても貧しくて消費が少なければ経済は伸びません。しかし、アメリカは購買力が高い人が多く、その数も増え続けていますので、経済が伸び続けています。
「よく働き、よく稼ぎ、よく使う」国だからこそ、アメリカの企業は売上・利益を伸ばしやすい。
そして、その成長が株価の上昇につながり、投資家にもリターンとして返ってくるのです。
魅力”⑤” 株価を重視する“株式資本主義”
アメリカは「株式資本主義」の国です。
アメリカの根幹には、「企業は株主のものであり、企業は株主の利益を最大化するために活動するべきだ」という考え方があります。
ですので、政治家も企業も「株価を上げること=国を豊かにすること」と考えています。
たとえば、FRB連邦準備制度理事会(米国の中央銀行)は、株価を支えるために金融政策を行うことがあります。
株価が上がると、株を持っている人の資産が増え、気分が良くなってお金を使うようになります。
これを「資産効果」といいます。
資産効果とは
資産効果とは、株価などの資産価格の上昇(下落)が、個人消費を増加(減少)させる効果
引用元:日本銀行HP
消費が増えれば企業の業績が良くなり、税収も増え、国の経済も強くなる。
こうした「好循環」をつくる仕組みがアメリカにはあるのです。



投資家にとっては、国全体が株価を大事にしている環境はとても心強いですよね。
魅力”⑥” イノベーション(技術革命)が起きやすい環境
アメリカといえば「イノベーションの国」。
GoogleやFacebook、Amazonのように、世界を変えるサービスや企業が次々と生まれています。
なぜこんなにイノベーション(新しい技術やビジネス)が出てくるのかというと、背景には「挑戦を応援する文化」と「資金が集まりやすい仕組み」があるからです。
ベンチャー企業への投資が盛んで、将来有望な会社はどんどんお金を集めて成長できます。
さらに、アメリカは投資に関するルールや制度がしっかり整っているのも大きな魅力です。
取引委員会が厳しく監視し、投資家を守る仕組みもあります。
これによって「安心して長期投資ができる環境」がつくられているのです。
つまりアメリカには、
- 新しい企業が次々と生まれて株式市場に登場する「成長のチャンス」
- ルールが整った市場で安心して投資できる「安全性」
この 「成長性」と「安心感」の両方 がそろっているのが魅力なんですね。
魅力”⑦” 少額から投資ができる
投資というと「まとまったお金が必要そう…」と感じる人も多いと思います。
日本国内株式の売買単位は基本的に「100株」単位となっていますが、米国株は基本的に「1株」単位から購入が可能です!
そのため、NVIDIAやAppleなど世界的に有名なあの企業にも、数千円程度の少額から投資することができます。
「ボーナスが入ったときに少しだけ買う」
「毎月のお給料から1万円ずつ積み立てる」
こんなふうに、自分のペースで投資できるのは大きなポイントです。



少額で取引できるのは魅力ですよね!
魅力”⑧” 定期的に安定した配当収入
米国株の大きな魅力のひとつが「配当金」です。
配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に分けてくれるお金のことです。持っている株数に応じて、定期的に現金でもらえる仕組みです。
日本の企業では「株主優待」(商品券や自社製品など)も人気ですが、アメリカでは株主は「現金での還元」を好む傾向があります。
そのため米国企業は、株主にしっかり利益を還元するために、配当金を出すことを重視しているんです。
さらにうれしいのは、年に4回(3か月ごと)配当金を支払う企業が多いことです。
日本は年1〜2回が一般的なので、アメリカ株の方が「お小遣いのように定期的に入ってくる」感覚を得やすいんです。


引用元:SBI証券
また、一部の優良企業は「連続増配」といって、何十年も配当金を増やし続けています。
これは、長期的に安定して利益を稼ぎ続けている証拠でもあり、株主にとっては安心材料になります。
もちろん、業績が悪化すれば配当金が減ったり、なくなってしまう場合もあります。
しかし、増配を続けている企業はそれだけ事業が安定していて、株主を大切にしている可能性が高いといえます。



配当金生活憧れますね!
まとめ
ここまで、米国株の魅力を8つ解説してきました。
- 30年間で株価が約12倍!安定した株価成長
- 世界経済をけん引する圧倒的存在感
- 人口が増え続ける国だからこそ期待できる成長力
- 世界一の消費大国が企業業績を押し上げる
- 株価を重視する“株式資本主義”
- イノベーション(技術革命)が起きやすい環境
- 少額から投資ができる
- 定期的に安定した配当収入
アメリカは、これからも世界経済の中心であり続ける可能性が高く、その成長の恩恵を受けられるのが「米国株投資」です。
株価の値上がり益だけでなく、定期的な配当収入も得られるので、長期的に見れば“働きながら資産が育つ”感覚を実感できるでしょう。
もちろん、投資にはリスクがあります。短期的には株価が下がることもあります。
それでも、過去30年でS&P500が約12倍に成長したように、時間を味方につければ資産形成の強い味方になってくれるのが米国株なのです。
「もっと早く始めていればよかった」と後悔する人はいても、「コツコツ積み立てて失敗した」という人はほとんどいません。
将来の自分のために、今こそ小さな一歩を踏み出してみませんか?
米国株投資を始めるには、まずは証券会社での 口座開設 が必要です。
最近ではスマホで簡単に手続きができ、数日で取引をスタートできます。
積立投資なら毎月1万円程度からでも始められるので、社会人1年目でも無理なく挑戦できますよ。



「将来の自分に投資する」 その第一歩を、口座開設から始めてみましょう。